II.   アメリカと世界の米生産
(続)

 

 

世界の米生産
アメリカの米生産
稲作
保存と精米
アメリカの精米業界

稲作

お米が他の穀物と一番違うのは通常水田で作られることです。稲の株が成長しているあいだほとんど水のなかです。水田いがいでも開発途上国などでは稲作が行われることがありますが、生産量もその出来も水田で作られたものとは比較できません。お米は基本的には一年草で、水のなかで良く育つ種類です。お米に使用できる除草剤はあまりありません。稲自体が死んでしまうからです。水田の水を加減することである程度の除草効果があります。北の地方で稲の成長期間が短いところでは一年に一度収穫できます。また、ある地方では収穫のあと株をそのままにしておいて、もう一度成長させて収穫することもあります。お米は収穫可能になるまでに約120日の温暖な晴天日が必要ですし、水をためておくことの出来る土壌も必要です。(砂質土壌で稲作はできません。)また、ふんだんな水が必要なことは言うまでもありません。機械化された農場では水を排出する事と、機械の重さをささえる事のできる土壌も必要です。これかの要素が稲作が可能な土地の必要条件です。

ほとんどのお米はいまでもむかしながらの方法、人手を使って栽培されています。種を発芽させてある程度の大きさになるまで苗床で大事に育てます。そのあと水田に植え付けられます。普通は列にならべて植え付けます。それはひとつひとつたんねんに手をつかって行われます。草は一本いっぽん手で、米がある程度にそだつまでていねいに行われます。肥料は手をつかって蒔かれます。収穫の前には水を退いて水田を乾燥させます。稲刈は今でも手で行われます。国によっては籾米のついた稲は特別な棚などにならべて乾燥されます。また他の国では籾米は地面などに広げられて乾燥されます。先進国である日本でも場所によってはいまでも手で稲刈がおこなわれていることもあります。また、小さなコンバインでの収穫も最近は盛んにおこなわれるようになりました。植え付けにも機械化はすすんでいます。お米はいまでもその土地で乾燥されます。

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稲は世界でもっとも美しい穀物の一つです。水の量が稲の成長にもっとも重要な要因です。水田の水の量はばらつきが2インチ以下でなければなりません。ですから写真のような美しい水田はつぎのような手順で作られます。まず、一番上の水田を2インチの高低差の範囲内で、できるだけ大きくつくります。水平を保つために水田はあらゆる形になります。そのあとはまた同じようにできるだけ次の水田を大きく作ります。最後に一番上の水田に水をくみ上げ、上の水田から順番にみずがしたの水田に流れるようにします。この様にして生まれたのが、奇妙でしかも美しい写真の様な水田です。

アメリカの稲作は世界でも最もすすんだものです。水田はレーザーをつかって水平に(1・以下の誤差)そして大きな四角形につくられます。(レーザーは水田の真ん中におかれそこから水平な光を四方に発します。それからの信号を頼りに水田を水平にします。)春に大きなトラクターと20・以上もあるディスクを使って草を刈り取り、苗床を整備します。土を平らにして栄養をあたえます。土のなかに小さな破片を埋めて稲の根がそだつときに絡まって安定するようにすることもあります。種は水のなかに約2日間浸けられて発芽の準備をさせます。そのあと飛行機をつかって散布、衛星位置確認をしながら均等に行われます。そのあと水をゆっくりと入れて、また雑草の成長も防ぎます。肥料、除草剤、殺虫剤などもすべて飛行機で撒かれます。収穫の数週間前には水のレベルを下げて乾燥させます。大きなコンバインで20・以上の刈鎌で刈り取り、籾を取ります。藁はその場でこまかくされて土地に還元されます。籾はトラックにつまれそのまま乾燥機に入れられ、そのあと倉庫で保存されます。

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